自民・参院議員:山梨県議21人に牛肉贈る

現職の議員は、自身の選挙区内有権者に対して年賀状を送付することはできません。ましてや、お歳暮を贈るなんてもっての外です。

県議の経験がある議員にもかかわらず、このことを知らないとは考えにくいと思います。

毎日新聞 2013年12月29日 19時53分(最終更新 12月29日 20時01分) 自民党の森屋宏参院議員(56)=山梨選挙区=が今月下旬、山梨県議21人に1箱7000円の高級牛肉を贈っていたことが分かった。公職選挙法は選挙区内の人に品物を贈る寄付行為を禁じており、同氏は「妻と秘書が歳暮として贈ってしまった。申し訳ない」と陳謝した。  森屋氏は前県議で今年7月の参院選で初当選した。記者会見した同氏によると、妻が送付リストを作った上で秘書が今月20日ごろに「米沢牛すき焼きセット」を精肉店に発注。同氏名義で自民党などの県議21人の自宅に26、27両日に届けたという。  森屋氏は「県議時代から選挙区外の議員に歳暮を贈っており、慣例で届けてしまった。参院選の返礼という意識はなかった」と釈明。「辞職は考えていない」とした。【春増翔太】