立候補する場合には、通常は事前説明会に出席します。
この説明会に出席した陣営の数によって、出馬する候補者の数がだいたい分かることになります。
そこで、説明会に出席した陣営の数を参考にして、公営掲示板の枠数を決定するのです。
しかしながら、事前説明会に出席してみたものの、立候補手続きが複雑そうなので止めるとか、供託金が用意できないので止めるといった陣営が出てきます。
そのため、事前説明会に出席した陣営数と同じ数だけ立候補者が出てくることはあまりありません。
一方で、首長選挙などでは、相手陣営に動向を察知されないように、事前説明会に出席せずに秘密裏に立候補準備を進めることもあります。
出馬手続きは公職選挙法で決まっており、選挙法務の専門家である行政書士は何度も立候補準備を行っているので、選挙区の選挙管理委員会が行う説明会に出なくても支障はないのです。
秘密裏に準備を進めたい方はぜひ行政書士にご相談下さい。行政書士は法律により守秘義務を負っておりますので、秘密は厳守いたします。
大阪出直し市長選 ポスター掲示板、急きょ倍増
2014/3/3 2:19 日本経済新聞
大阪市の橋下徹前市長の辞職に伴う出直し選挙(9日告示、23日投開票)で、大阪市選挙管理委員会が選挙ポスター掲示板の増設に追われている。6人分を用意して一部設置を始めたが、2月26日の立候補予定者説明会に予想を上回る13陣営が出席したため、急きょ12人分への倍増を決定。市選管の担当者は「設置業者の確保もひと苦労」と困惑気味だ。市選管によると、市長選の候補者数は近年は2~5人だったため、今回も6人分用意すれば十分と判断していたという。
告示1週間前の2日午前には、大正区役所に設置済みの掲示板の隣に業者が2人がかりでくいを打ち込み、骨組みを作製。追加掲示板をねじでとめ、増設工事を進めた。
消費増税前の駆け込み需要の影響で、業者側が多忙な時期と重なったといい、担当者は「頭を下げて何とか工事をお願いしている状況」と苦笑い。何人が出馬するかは不透明で「増設してもポスターが貼られない枠が残ると市民から『無駄だ』とお叱りを受けてしまうかも」と心配していた。
市選管は9日の告示を控え、7日までに市内約2800カ所の設置工事を終える予定という。